賃貸物件を借りる際の悪徳不動産会社の手口に注意しよう

私たちが部屋を借りるとき、ほとんどの場合、間に不動産業者が入ることでしょう。不動産業者は部屋を貸したい大家のニーズと部屋を借りたい私たちのニーズを結び付ける役割をしているのですが、中には金儲け主義だったり、人をだますような悪徳業者もいます。そんな悪徳業者に引っかからないよう、手口を予習しておきましょう。

悪徳業者とは

現在税金対策などのために多くの賃貸住宅が建てられているため、基本的に日本は「部屋あまり」状態にあります。

また、以前に比べて生活が苦しくなったという人も多く、学生の生活費も減少している現在、当然不動産業者の中でも経営が苦しくなってブラックやグレーの「悪徳」と言われてもしかたがない手口に走る例もないではありません。

基本的に部屋を借りるほう、私たちは不動産の素人である一方で、不動産業者はその方面の知識がいい意味でも悪い意味でも豊富で、普通に渡り合えば私たちのほうが不利になることは避けられません。

この業者は危ないな、と思ったらそこで無理して争うよりも、契約をせずに逃げるのが得策です。

事前に見分ける

悪徳と言われるような不動産業者は、基本的にルールを守るという遵法意識、コンプライアンスに欠けていると思っていいでしょう。商売のためならルール違反も辞さないという姿勢が見て取れたら、そこは避けるのが賢明です。

不法看板

基本的に日本の道では、自分の敷地を超える場所に勝手に看板を出してはいけません。電信柱や信号機などに針金で「部屋あります」などとチラシを貼ってしまうような業者は論外ですが、派手派手しく物件情報をちりばめた立て看板を店舗前の道に堂々と立てているような不動産業者もあります。これをするということは「お金儲けのためならルールは破る」という姿勢だと理解していいでしょう。

電話対応が良くない

テレビでCMを流しているような大手業者は社員教育がされているので、電話応対もきちんとしているところが多いと思いますが、悪徳と言われる不動産業者で多いパターンが、とにかく電話応対が横柄だったり面倒くさそうというのがあります。

気になる物件があったら、最初に電話をかけて尋ねると思うので、ここの印象が第一関門です。確かに町の小さな不動産業者で、おじいさんが一人でやっているような不動産屋は、接客中に電話がかかってくると、突っぱねるような扱いをしてしまっているところもあります。

しかし、こちらが特定の物件について尋ねているのに「とりあえず一回来てくれないと」「いつがいいですか、時間を決めましょう」などととにかく店に来させようとして、全然情報をくれないような店は、悪徳の可能性がかなり高いです。

チラシが雑

現在住んでいる場所の近くなら、家に不動産業者の投げ込みチラシが入っていることもありますが、これが書きなぐりの怪しいチラシであれば、ちょっと問い合わせようという気持ちにはなれないのは普通の感情でしょう。

そもそも現在住んでいるのがマンションで、チラシの投函禁止と書いてあったとしたら、チラシが投げ込まれているという段階でルール違反です。

ネット口コミ

ネットの口コミは良いことや悪いことなど様々で、何を信じていいのかわからないことも多いと思います。確かに不確かな情報が多く、それを鵜呑みにするのは危険です。しかし、一応調べてみて、その不動産業者に対してどんなことが書かれているかを知ることは、正しい不動産業選びの邪魔にはなりません。

行って確かめる

とりあえず気に入った物件をみつけ、ネットで調べ、電話をしたところで、それほどいやな感じは受けなかったので店舗に行くアポイントメントをとって行ったとしましょう。ここでも悪徳手口には気を付けなければいけません。

おとり広告だった

不動産業者の悪徳手口と言えば「おとり広告」が有名です。近所の家賃相場より安かったり広かったり便利だったり、誰が見ても「これはいい物件だ」と思えるような物件があったので、さっそく電話で問い合わせてみると「とりあえず来てくれ」と言われることがあります。

それで、店舗に行ってみると、「その物件はもうほかの人に決まってしまった。その代わり、ほかの物件を紹介する」と言われたりします。これは実際には最初から決まっていたような物件を店に客を呼ぶためのおとりとして使った「おとり広告」の可能性が高いです。

さらに悪質なケースになると、「それなら」と帰ろうとすると、「もしかしたらキャンセルが出るかもしれない。そうなったときのウェイティングリストに載せておくから申し込みだけでもしませんか?」と言われたりします。

冷静に考えれば、すでに誰かが借りることが決まっている物件に申し込めというのは変な話ですが、プロにそう言われると「そういうものかな」と思ってしまう人もいるでしょう。

また、「その部屋ならまだあいていますよ」と嘘をつかれることもあります。そしてアポイントメントをとり、店に行ってみると、「残念、タッチの差で他の人に決まってしまいました」と言われるわけです。これはこちらとしては確かめようがありませんから、あくどい手だと言えるでしょう。

やたら申し込みさせたがる

まだどうするか決めていないのに「今申し込まないとこの物件は人気だからすぐに取られてしまいますよ」など、言葉巧みにこちらに考える暇を与えず申し込ませようとするのも悪徳業者のよくある手です。

もし、あなたがその物件を本当に気に入って一目ぼれしてしまったというのならいいのですが、そうではなく業者から急かされてなんとなく今申し込まないといけない気分になってしまったというのなら、それはやめたほうが賢明です。

また、その際に「とりあえず手付金を払ってください」と言われることがありますが、悪徳業者の中にはこの時に預かった手付金を返さなかったり、返すのを渋るケースもあります。

押しつけがましい

これも悪徳不動産業者に多いのですが、「こんなに良くしてもらったのだから、借りなければ悪い」と思わせる手です。

たとえば、「この物件は本当は礼金2か月なのですが、礼金を1か月にするように大家さんにお願いしてあげます」と言われた場合ですが、もしかしたらそれは元から大家さんのほうから「1か月でいいです」と言われているかもしれません。「本当はペットはだめなんですけど、交渉して小型犬ならOKと言ってもらいました」なんていうのも同じです。

また、「あなたにぴったりの物件を2時間かけて探しましたよ」などと言う人もいますが、不動産業者横断検索システムもある現在では、探すのにそんなに時間はかかりません。日本人は「ここまでやってもらったから悪い」と思う人が多いので、その善意につけこむ悪質な手口がなくならないのでしょう。

ブラックではないけれど

法的に問題があるわけではないが、なかなか難しいグレーゾーンのようなこともあります。

たとえば、管理状態が非常に悪く、不特定多数の人が出入りしているようなマンションにある部屋だったり、今は日当たりがいいけれどもすぐ隣に大きな建物の建設が決まっていたりしても、そ生活環境が著しく悪化するような状況を知っていても言わないケースはかなりあります。

周囲の相場よりも極端に家賃が安い場合には、何か裏があると疑ってかかったほうがいいでしょう。そこで言葉を濁したり、ごまかすようなことを言う業者は、信頼できないと思ったほうがいいでしょう。

いずれにせよ、ぱっと行ってぱっと決めてしまうのではなく、何件か不動産業者をめぐり、候補として上がった部屋を何件か内見してから決めるにこしたことはありません。

ページトップ