1R・1K・1DK・1LDKの間取りでは何が違うか理解しよう

引っ越しを何度かしたことがあり、賃貸募集広告をよく見る人は、間取り図や用語も見慣れていると思います。しかし、初めて部屋探しをする人は用語の意味を漢字から想像したり、見た目で判断したりして誤解したまま覚えていることもあるものです。

そんな中でも、間違われやすいのが1Rや1LDKなどの部屋の区別ではないでしょうか。ここが分かっていないと部屋探しの第一歩から回り道をしてしまうことになります。正しい意味を理解し、自分の理想の部屋を探しましょう。

1R(ワンルーム)の部屋の特徴は

RはROOMの略で、賃貸の部屋としては一番コンパクトな間取りです。浴室やトイレとは別に1つの部屋の中にキッチンが付いています。洗濯機置き場が通路やベランダなど、室外に置くケースも多いです。

築40年や50年の古い造りの格安木造アパートは、キッチンやトイレが共同で、和室のみの1Rとなっているところもあります。ただし、12畳以上の1Rがあったり、6畳の広さでもロフトが3畳あったりと様々なタイプがあるため、必ずしもワンルームだから狭いということにはなりません。

寮や社宅に住む人がひとりで趣味に没頭したいときや、アトリエや仕事部屋として使う別宅として借りるケースもあるようです。

1Rのメリットは

賃貸の間取りの単位としては最小で狭い部屋なら家賃が安く、予算の少ない学生や新卒の社会人などが無理なく一人暮らしが始められるというメリットがあります。敷金や礼金なしのゼロゼロ物件としたり、フリーレントにしたりして、入居時の初期費用を安く設定している物件が多いため、引越し費用や家具や家電の購入費に回すことができます。

1Rのデメリットは

ドアや壁の仕切りがないため部屋の中にトイレや浴室があり、使用する音が室内にいる人に伝わるのが気になる人もいます。玄関を開けるとすぐにキッチンや部屋の奥まで見渡せる間取りが多く、突然の宅配便などの訪問があると全てを見られてしまうため、女性では抵抗がある人もいます。

また、玄関からの冷たい空気を遮断できないので寒さが気になったり、キッチンが居室内にあるため、匂いの強い料理を作ったあとは換気をしてもしばらくニオイが残り衣服やベッドにニオイがついてしまうこともあります。

こんな人におすすめ

価格の安いワンルームなら実家があり短期間だけ一人暮らしをする学生や新社会人に向いています。荷物が少なくあまり自炊をしない人や、部屋には寝に帰るだけ、家具を多く持ちたくない、または今後に備えて節約し貯金をしたいという人にもピッタリです。広めのワンルームなら、壁やドアがなく開放感があるので、空間を広く使いたい人に向いています。

1K(ワンケー)の部屋の特徴は

Kはキッチンのことです。居室とキッチンが別々に独立している形を1Kと言います。上のワンルームとは違い、キッチンと居室の間に仕切りの壁とドアがあるタイプです。キッチンが2畳ほどの狭い造りでも居室との間にドアがあれば1Kとなります。

多くの場合、玄関を入るとすぐにキッチンがあり、ドアの向こうが居室という細長い造りです。これなら玄関先に人が訪れても、ドアを閉めておけば室内までは見通せません。

1Kのメリットは

部屋が独立していることが最大のメリットと言えます。居室との境のドアを閉めれば、調理をしていても居室にまで匂いがこもってしまう心配はありません。また、喫煙者なら居室のドアを閉めてキッチンの換気扇の下でタバコを吸えば、居室の壁や天井まで汚すことがなく退去の際に余計なクリーニング代を請求されるのを防げます。

また居室を仕切ることにより、エアコンを使う際に自分のいる場所だけ冷やしたり暖めたりと冷暖房費の節約にもなります。

1Kのデメリットは

夏の暑い中、締め切った狭いキッチンでガスを使って調理すると室温が急上昇します。熱中症にならないように冷房を使い涼しくした中で調理をしたいと思えば、居室との境目のドアは開け放つことになります。

そうなるとワンルームとほぼ同じになってしまいます。キッチンの中に冷蔵庫や炊飯器や電子レンジ、食器棚など全てを置くことができず居室に分散して置く場合もあり、使い勝手が悪いと感じる人もいます。

こんな人におすすめ

ドアで仕切られているとニオイがつきにくく、キッチンとしての機能性が高いところも多いため、調理をしたい人におすすめです。必要に応じてドアの開け閉めができ、玄関からの寒風も防ぐため、同じ面積のワンルームよりエアコンの節約になるので少しでも光熱費を節約したい人に向いています。

1DK(ワンディーケー)の部屋の特徴は

DKはダイニングキッチンの略です。ダイニングは食堂のことで、その場所で食事が取れる程度の広さがある造りのため、居室と食事スペースをきっちりと分けることができます。一部屋の物件のDKは4.5畳以上の広さがある場合にKではなくDKと表記することが定められています。

1Kよりも広く、システムキッチンを備えているところもあります。また室内に洗濯機や大きめ冷蔵庫の設置スペースが設けられている物件もあります。1Kでは冷蔵庫や食器棚を居室に置かなければならないこともありますが、DKの広さがあれば問題ないでしょう。

食器棚や電子レンジ、トースター、炊飯器などの調理器具をまとめられるラックを置けたり、ダイニングテーブルセットを置いて椅子に座って食事をすることもできます。

1DKのメリットは

きっちりと居室と食事をとるスペースを区別できることです。DKは結構な広さがあるため食器棚や調理器具、家電を全てそこに収めることができます。カウンターワゴンやダイニングテーブルなどを置くと調理の作業スペースも広く取ることができ、いろいろなメニューに挑戦できます。

1DKのデメリットは

ダイニングキッチンで食事専用のスペースを作り、食事はそこで摂るという人なら良いのですが、居室の小さな座卓でテレビを見ながら食事を摂りたい人もいるでしょう。そうなるとせっかくの広さが有効利用できずデッドスペースとなるなら、その広さ分の家賃を出している意味がありません。

また、居室とのドアを開け放して広く使うと、エアコンが面積に合っていない小電力のものだとフル稼働でずっと運転することになり、使用電力量も跳ね上がり冷暖房費が余計にかかることになります。

こんな人におすすめ

料理が趣味で食器がたくさんあり、キッチンにこだわりの家電や調理器具を揃えたい人にはうってつけの物件です。友達を呼んで手作りの料理を振る舞うホームパーティーもできますね。

1LDK(ワンエルディーケー)の部屋の特徴は

これが一番誤解をしている人が多いと思います。LDKはリビング・ダイニング・キッチンの略で、8畳以上の部屋をLDKとして使い、それとは別にもう1つの部屋がある物件です。広めのワンルームを1LDKと誤解している人もいるようですがそうではありません。

賃貸情報サイトなどでは物件情報の間取りが1Rと1LDKが混同されて紹介しているものもあり、紛らわしいので物件を選ぶ際には気を付けましょう。また、この物件の特徴として、上記の一部屋の物件は単身のみ入居可とするところがほとんどですが、1LDKになると2人同居可としているところが増えます。

1LDKのメリットは

リビングはソファーを置いたりテレビを見たりしてくつろぐための場所です。その部屋とは別に、もう1つの部屋を寝室にできるところが大きなメリットです。ベッドが別の部屋にあることにより、生活にメリハリをつけることができます。また友達を招いてもプライベート空間を見せずにすみ、散らかっているものはひとまずその部屋に退避させることですっきりと見せることができます。

1LDKのデメリットは

寝室として使う部屋の広さや向きにもよりますが、夏暑くて寝付けないときには、その部屋にもエアコンが欲しくなるでしょう。リビングには設備としてエアコンが付いていても、寝室用のエアコンが付いている物件は少なくなります。1LDKに1人で住むにはそれなりの安定した収入がないと住み続けるのは厳しいでしょう。

こんな人におすすめ

2人同居可の物件ならカップルで住むこともできます。家具が多い人や、大きなベッドで寝たい人、ゆったりとした広い空間が欲しい人、外に出るよりも友達を招いて家でまったりしたい人などにもおすすめです。

まとめ

一概に1Rと言っても、学生街のワンルームは居室部分が6畳程度の部屋がメインですが、都心やオフィス向けの物件などではワンフロアを占め家賃が一桁違うような広い物件もワンルームとなりますので、よく見極めましょう。

広い割には家賃が安かったので決めたという人もいますが、荷物が少ないと空間も広くなり、寒い冬や暑い夏でもエアコンの効きが悪く光熱費が余計にかかってしまい後悔したという話も聞きます。間取り図をよく見てメリットやデメリットを考え、四季を通じた実際の生活を想像しながら自分に合ったタイプを選びましょう。

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