騒音による隣人トラブルが起きた場合の対処方法は?

アパートやマンションの集合住宅に住む以上は、何の問題もなく穏やかに過ごしたいと思うことでしょう。しかし、色々なタイプの人が集まる集合住宅の中には非常識な人が住む物件もあります。その中で隣人トラブルとなりやすいのが騒音問題です。

度を超すと夜も眠れず翌日の仕事や勉強に支障をきたす人や、体調を崩してしまう人もいます。そんな深刻なトラブルにならないうちに何とか穏便に済ませたいものです。

直接苦情を言うのはNG!管理会社や大家に相談

音を出している隣人がどういう人かわからない以上、直接苦情を言いに行くのは避けるのが賢明です。住んでいる物件で何か問題が起きたときには必ず管理会社を通しましょう。

壁を叩いたり訪問して注意を促したりしない

万が一常識やマナーが通じない相手だと、逆上しないとも限りません。また逆恨みして余計に音を出したり嫌がらせをされたのではたまりません。音が聞こえたときに「うるさい」という合図で、隣室に接した壁を叩いたり、階上の場合、棒で天井を突いたりする人もいるようですがそれは止めましょう。

反省よりも不快に感じ、素直に謝る気持ちになれず態度を硬化させてしまいかねません。また、仲間を呼んで夜中に大騒ぎしているような場合も、直接苦情を言いに行くのはやめておいた方が無難です。お酒が入っていて仲間がいる安心感から、何をされるかわかりません。

管理会社に自分の名を出さずに注意してもらう

24時間対応可の管理会社なら、夜間の騒音がうるさくて眠れず翌日に支障がありそうな場合は、その時点で電話をして相談してみるのも良いでしょう。

ただしこの場合は、わざわざ管理会社を通さずに直接文句を言えばいいだろう、と苦々しく思う人もいるためなかなか難しいところです。しかし、名前を出さなければどの部屋の人かはわからないので、直接顔を合わせて注意をするよりは良いでしょう。

一般的な流れは、まずアパートやマンションの掲示板に、夜間や深夜の騒音はお気を付けくださいというような簡単な文章の注意書きを掲示してらいます。特に誰を名指しするわけではなく、住人全員に向けたお願いというような形式で知らせる場合が多いです。

それを見た当該の住人が、自分のことかもと気づいてくれて、改めてくれるのを待つ消極的な方法です。しばらく様子を見て、その後もおさまる気配がないなら、直接騒音源となっている個人のポストに管理会社の名で注意文書を投函することになるでしょう。

電話で注意を促すということは、あまりやりたがらない管理会社も多いかもしれませんが、度を超した騒音なら電話連絡なり直接訪問なり要求した方が良いかもしれません。大家さんが近所にいて、住人としょっちゅうコミュニケーションをとっているなら、それとなく夜の騒音のために眠れなくて困っていると相談してみるのも良いかもしれません。

ただし、間に入っている不動産管理会社がなかなか対応してくれないときだけにして、何かあったら直接大家さんに苦情を訴えるのではなく、まずは管理会社に話を通すのが筋です。

自分だけではなく他の人も迷惑していることを訴える

1人だけが訴えているのでは、ひょっとしたら物音に過敏な神経質な人なのでは、と受け取られてしまうかもしれません。しかし、同じ建物に住む他の部屋の複数人から苦情があれば、それなりの対策を考えて実行してくれるでしょう。

ゴミ出しや帰宅時に顔を合わせたり挨拶をしたりできる仲なら、音がどのように聞こえているか聞いてみることをおすすめします。うちにだけ音が響くのか、他の部屋にも伝わり迷惑に感じているのか、確かめてみると良いでしょう。

他の人も苦情を言えず我慢をしているのだとしたら、その現状を管理会社に伝えた方が1人で訴えるよりもさらに効果があります。もしかしたら、自分の部屋の前入居者が騒音が原因で退去したということは考えられませんか。もしそうなら管理会社でもことの重大さを認識し、それなりの手を打ってくれるかもしれません。

自分でもできるだけの防音対策を

自分でも防音対策をすることにより、他の部屋からの音を軽減でき自分が立てる物音もある程度は防ぐことができます。どうせ木造だし賃貸だからどうすることもできないと諦めず、少しの工夫をすることで防音効果を感じられるはずです。

家具の配置に気を付けるだけでかなり違う

隣室に接する壁に本棚やタンスなど背が高くて中にものが詰められるタイプの家具を並べると、遮音や吸音効果が期待できます。できれば、タオルや衣類や本を隙間なく詰め込めばさらに効果があります。

ベッドは壁から離して置く

夜寝るときに騒音が気になるようなら、ベッドと寝るときの頭の位置がその騒音元からなるべく遠ざかる位置に配置しましょう。壁にぴったりと付けてしまうと壁を伝わる個体音が直接伝わってしまいますので、壁とは隙間を空けてベッドを置くようにします。

厚手のカーテンも効果あり

隙間から空気を伝わる音が聞こえてくるため、窓には厚手のカーテンがおすすめです。防音効果のあるカーテンもあり、安いものから高いものまで防音レベルに応じて様々あります。しっかり防音したいのなら高めのものを購入し、なるべく窓を大きく塞ぎ床についた部分を折り返すぐらいすることでかなり防音の効果を感じられるようです。

この防音カーテンを窓だけではなく隣室と接する壁一面に広くカーテンを取り付ける人もいます。ホームセンターやDIYのお店で市販されている防音シートや防音パネルを並べて、その前に家具を置き固定する方法もあります。壁に直接取り付ける際には、なるべく傷が付かない方法にしましょう。

音には音楽で対抗?ヒーリングミュージックあれこれ

賃貸の部屋にお金をかけて防音対策を施すぐらいなら引越しをした方が良いと思う人もいます。しかし、引越した先でまた騒音問題が持ち上がればガッカリですね。部屋に防音対策をして外部の音を塞ぐのではなく、自分の耳を塞ぐという方法もあります。

つまり密閉タイプのヘッドフォンで外部から聞こえる音を聞くのではなく、ヘッドフォンから流れる音楽を聴く方法です。見たいテレビがある時間帯に隣室からの物音でテレビの音がよく聞き取れないというときもヘッドフォンをして見るのも良いでしょう。

隣人が故意に物音を立てているわけではなくても、安普請の木造アパートでは生活音そのものが筒抜けのように聞こえてしまうこともあります。自分の音も聞こえているのだと諦め、一時的にヘッドフォンでやり過ごす手もあります。

寝るときには、圧迫感のないヘッドフォンで川のせせらぎの音や環境音楽などの、ヒーリングミュージックやヒーリングサウンドと呼ばれる癒やし系の音を聴いてみるのも良いかもしれません。

実際に脳波をアルファ波に変化させ、心身がリラックス状態になるため良質な睡眠に繋がるという報告があります。物音にイライラするときはそういう方法も利用してみましょう。

外部の騒音を遮断?ノイズキャンセリングヘッドフォンとは

建築現場や解体工事現場など騒音というより轟音爆音を出す現場での労働で、耳を痛めないための耳栓が何種類か販売されています。勉強などで集中したいときや、早く寝て翌朝に備えなければならないときはそれらを試してみるのも良いかもしれません。

ですが、防音効果が高すぎると、目覚ましの音に気づかないことがあるため気を付けてください。また、電車の中で音楽が聴きやすいように電車の走行や周囲の会話の声の周波数を拾い、それを相殺する周波数を出すことで無音の状態を作り出し、音楽を聴きやすくするノイズキャンセリングヘッドフォンというものがあります。

性能の良いものは高価ですが、それで穏やかに生活できるなら安いものだと思う人もいるかもしれません。電気店や音響機器の店舗で視聴できれば試してみてはどうでしょうか。

まとめ

自分が悪くないのにうるさい隣人のせいで自分がお金を使って防音対策するのは納得がいきませんよね。まずは管理会社に相談することから始めましょう。

目に余る騒音なら他の部屋の人もきっと迷惑しているはずです。うるさい様子を録音して何人かで管理会社に出向き訴えましょう。これはあくまでも最終手段ですが、あまりにも悪質なら警察に相談することも視野に入れた方が良いかもしれません。

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