内見に行く前の準備と当日必要な持ち物について

内見に行く前の準備と当日必要な持ち物について

内見は、不動産仲介会社の営業担当者がガイド役になり、物件の説明をただ聞くだけのものではありません。自分で積極的に動いて、ドアや窓がスムーズに開閉するか確かめたり、収納の容量を確認したり、募集広告では分からなかったところを気のすむまで見せてもらうためのものです。

限られた時間の中で内見を効率よく進めるための準備と、あると便利な持ち物について紹介します。

失敗しないために!内見に行く前に準備すべきこと

内見は、あら探しをするのではなく、実際に住むことになった時に不便や不自由のない暮らしをするために欠かせないものです。同じ物件に何度も行けるものではないので、しっかりとした準備が必要です。

事前の準備が大事!内見は情報の宝庫

内見は必ずした方がいいと言われてはいても、実際に物件を見る場合、室内に入って「こんな感じか、やっぱりwebの画像で見るのと違いますね」と、それだけで満足して終わる人もいます。しかし、そんな漠然とした内見では、見て確認すべきことが見えていないことになります。

物件の情報は、物件の間取りや面積、築年月、設備などの特徴を知らせるためのものです。実際に住むことになる家を選ぶ時は、それよりももっと深い部分を知る必要があります。

たとえば、近隣の住民はどのような人たちが住んでいるのか、部屋に変なニオイが付いていないか、近所で騒音源となるようなものがないか、コンセントが極端に少なくないか、など見るべきところはたくさんあります。

内見ではどのような点に注意すべきか、あらかじめ知っておくのと知らないのでは大違いです。せっかくの機会をムダにすることなく時間を充分に生かした内見をしたいものです。

短時間で効率よく見るためにリスト化を

何件か回るなら、あとからそれぞれの物件の比較ができるように、ここは見ておきたいというチェック表を作りましょう。時間があればたくさんチェックもできますが、不動産仲介会社の都合や、繁忙期は自分の思うように時間をかけられないことがあります。そのため、チェックしたい部分の優先順位を決めておくとよいでしょう。

たとえば、日当たり、窓から見える景色、音の伝わりやすさ、収納の充実度、キッチンの使いやすさ、ガスコンロ台のサイズ、洗濯機置場、携帯電波の受信状況、ゴミ置場、周辺の環境、照明の有無など、自分のこだわりたい部分はどこかを整理するためにも、事前にリストを準備することは大切です。自分の考えが整理できていれば、当日もスムーズに要領よく内見ができます。

内見にあると便利なもの

内見では、限られた時間内でその物件に住むかどうかの判断材料となる情報を集めなければなりません。また、実際に住むことを想定した時に自分の家具や持ち物がうまく収まるか確かめたり、購入するカーテンのサイズを測ったりすることになります。内見の時間を有効に使うため事前に準備するとよいもの、当日あると便利なものを紹介します。

ペンとメモ帳

普段からバッグに入れてあることが多いとは思いますが、ない人は必ず携帯しましょう。1軒しか行かない時でも、トイレやお風呂、キッチンや収納場所、いろいろと気がついたことを書き留めたい場合があります。

営業担当者が言った「この部分は入居までに直しておきます」「大家さんに確認します。」などもメモにして残しておいた方がいいでしょう。収納場所のサイズを測って書き込む時にも欠かせません。

メジャー

手動で巻き取るタイプのものより、1カ所どこかに引っ掛けてすっと伸ばして1人でも使える2m以上測れる金属製のメジャーが1つあると便利です。片側を誰かに持って押さえてもらわなくても、すいすいと片手で計測できるので、内見もはかどりますよ。

千円前後で購入できますし、今後何かと使う場面も出てくるでしょうから1つ購入しておくと長く使えます。収納場所のサイズが合わないと、せっかくある衣装ケースがうまく収まらず部屋の中に出しっぱなしということにもなりかねません。収納場所に合わせた衣装ケースを新しく購入する場合もあるので採寸は大切です。

間取り図の拡大コピー

不動産会社でこれから行く物件の間取り図はコピーしてもらえることも多いのですが、現地集合の場合は間取り図をもらえないこともあります。事前に賃貸情報サイトで入手した間取り図を拡大コピーしておくとよいでしょう。

第一希望の物件は、引っ越したことを考えて、他の物件以上に細かく計測したくなるものです。梁や柱の出っ張り部分があると、手持ちの家具がきちんと収まるか、廊下やドアの幅と大きな家具がきちんと無理なく通るか、など引っ越し時に説明が必要になる時もあります。

事前に大きく書き込みやすく拡大コピーをしておけば、細かくメモしてもあとから混乱することなく分かりやすいです。

デジタルカメラ

フィルム式ではなくデジタルカメラがおすすめです。スマホやタブレットの内蔵カメラでも構いません。あとから一部を拡大して見たくなることがありますので、高画質で撮っておくとよいです。何十枚も撮ることになるため、あらかじめデータ容量は空けておきましょう。

動画も撮れるものだと自分で実況しながら説明入りで保存しておくこともできるので便利です。内見の室内だけではなく、階段の様子や玄関前の道幅が分かるように写真を撮っておくと引っ越しの際に業者に伝えるにも便利です。

収納の奥や暗いところはフラッシュを使って撮っておきましょう。暗くて覗き込んでもよく見えなかった部分でもフラッシュを使った画像だとポールや棚の位置がはっきり見えます。

方位磁石

賃貸物件情報サイトで同じ物件がずらっと並んでいるにもかかわらず、それぞれの部屋の向きが、東南や北、西向きなど入力ミスがあることがあります。Googleマップの航空写真で調べれば見当はつきますが、実際にどの角度でどのように陽が差し込むか確かめる意味でも、室内で方向を確認するといいでしょう。スマホのコンパスアプリも利用できます。

スリッパ

玄関先に備えてある物件もありますが、家族で行くと足りなくなる場合もあります。長い間空き物件になっていた部屋は、ハウスクリーニングがすんでいるとはいえ、床は汚れています。素足でよその薄汚れたスリッパを履くのに抵抗があるかもしれませんから、自分のスリッパを持参することをおすすめします。

夏は飲料水と扇子やうちわ

夏の暑い時期の内見は、脱水や熱中症に気を付けてください。不動産仲介業者の営業担当者の案内で次々と物件を回らなければならない時は、暑くても途中で涼しい喫茶店に寄って休憩を取るわけにもいきません。あらかじめペットボトルのスポーツドリンクやお茶を持参して行くといいでしょう。

締め切った部屋はむせ返るような暑さですが、勝手に備え付けのエアコンを使うわけにはいきません。空気を入れ替えるために窓を開けると思いますが、いずれにしろ外からも暑い空気が入ることになります。

何か所か回るうちに気分が悪くなり、車に戻ってエアコンで涼む人もいます。扇子やうちわを持参し、こまめに水分補給を行いながら効率よく内見しましょう。

まとめ

内見は自分のペースでゆっくり見られるわけではありません。一部屋の物件なら、15分程度で次に移動することが多いでしょう。何件か内見をすることになるなら、それぞれ効率よくポイントを押さえて見るために、最低限ここは見ておくべき部分をリストアップしておいてください。

あちこち内見をして記憶があやふやになっても、リストに基づいたチェック表を見て画像と照らし合わせればきっと的確な判断ができるでしょう。

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