マンションで住みやすい階は?階層別の住みやすさについて

マンションを賃貸するときには、どの階に住むか迷う人も多いです。階数については、そこまで自由に選べるワケではありませんが、同じマンション内で階数の異なる数部屋が空いているというケースは少なくありません。そこで今回は、マンションの階数別の住みやすさについて解説します。

マンションに居住するときに気を付けるポイント

マンションを選ぶときにどの部屋が住みやすいかは、「何を重視するか」によって異なります。何を重視するかは、以下の観点から考えると分かりやすいです。

  • 眺望、陽当たり
  • 騒音
  • 災害時
  • 防犯面
  • 賃料

まずは、上記5点に関して、自分はどの点を重視するか考える必要があります。重視するポイントが分かれば、どの部屋を選ぶべきかが分かってきます。また、以下で詳しく解説していますが、「賃料」に関しては高いか安いかという点だけなので以下では割愛しています。

眺望、陽当たり

眺望と陽当たりに関しては、部屋の「階数」と「方角」で決まります。また、階数が高いというだけでなく、目の前に建物が建っているかどうかによっても変わってきます。そのため、眺望・陽当たりを重視する場合には、今の状況だけでなく、将来的なリスクも考えるべきです。

たとえば、南向き5階で陽当たり・眺望が良くても、目の前が空き地である場合には、将来的に建物が建つリスクはあります。その将来不安も加味して部屋は選びましょう。

騒音

部屋を選ぶときには「音」に関しても大切なポイントです。音については、以下の3つの考え方があります。

  • 外部からの音
  • マンション内の音
  • 自分たちが出す音

外部からの音とは、たとえば幹線道路沿いの物件で、車の走行中の音などです。昼や夜、平日や休みの日で音は変わりますので、色々な時間帯に見学することをおすすめします。

また、マンション内の音とは、左右や上階からの音です。この点は事前に防ぐのは難しいですが、どうしても上階からの音が気になるのであれば最上階に住むことをおすすめします。角部屋にすることで、隣接している住戸を減らすこともできます。

逆に、子供がいる家庭などは、自分たちの出す音が気になることもあります。その場合には、1階住戸を選びましょう。

災害時

東日本大震災以降、災害時の避難がますます注目されています。特に、高齢者が上層階に住むと、エレベーターが止まったときの出入りが大変です。場合によっては、外に出るのは不可能という事態もあり得ます。

そのため、災害時でも出入りしやすい場所が良いのであれば、最大でも4階程度の高さまでにしておきましょう。

防犯面

特に女性は防犯面を気にします。やはりマンションとはいえ、低層階は侵入されやすい階数です。また、マンション自体に監視カメラはあるか、警備システムは備わっているか、コンシェルジュはいるかなどは重要なポイントになります。

階数別のメリット・デメリット

前項の点を踏まえて、実際に下層階、中層階、上層階はどのようなメリットがあるのかを紹介します。実際の部屋選びの参考にしてください。

下層階のメリット・デメリット

下層階のメリット・デメリットは以下の通りです。「下層階だから眺望、陽当たりが悪い」というワケではなく、目の前の建物によって異なります。

下層階のメリット

まず、下層階のメリットは「災害時」や「賃料」についてです。災害時には避難しやすいですし、エレベーターが止まっても問題ありません。また、「騒音」についても、下階に人が住んでいないので気にすることはありません。

さらに、「1階はバルコニーから直接出入りできる」など、1階住戸ならではの特典がある場合もあります。一般的に下層階は賃料が安いのもメリットの1つです。

下層階のデメリット

ただ、「陽当たり、眺望」「防犯面」「外部からの騒音」については、下層階のデメリットになり得ます。陽当たり、眺望を重視するときには、下層階であれば将来不安を良くチェックしましょう。また、防犯面に関しては防犯カメラや柵の高さなど、セキュリティをしっかり見極めましょう。

そして、目の前に幹線道路があったり、公園があったりする場合には、下層階の方が音は気になります。そのため、様々な時間帯で室内に入る音をチェックしましょう。

中層階のメリット・デメリット

中層階のメリットは以下の通りです。結論から言うと、中層階は全体的なバランスが良い部屋になります。

中層階のメリット

中層階のメリットは、「眺望、陽当たり」「騒音」「災害時」「防犯面」「賃料」などの全体バランスが良いという点です。マンション内では賃料も手ごろな設定ですし、上記5点についてもマンション内ではどれをとっても大きなデメリットはありません。

中層階のデメリット

中層階については、「マンション内」で比べるのではなく、そのマンション自体が何階建てなのかを確認する必要があります。たとえば、5階建ての中層階であれば3階ですので、そのときには「災害時」には強い部屋になります。一方、防犯面や騒音の観点からは、あまり良い部屋とは言えません。

しかし15階建てのマンションの中層階は5階〜10階です。そうなると、前項の「中層階のメリット」で話したようにバランスのとれた部屋になります。そのため、下層階、上層階以外の階数を検討するときには、「中層階」と考えるよりも実際の階数を考えた方がメリット・デメリットは分かりやすいです。

上層階のメリット・デメリット

上層階のメリットは以下の通りです。結論から言うと、上層階は最もメリット・デメリットがハッキリしているので、居住する人は自分の「重視するポイントに合っているか」を考える必要があります。

上層階のメリット

上層階のメリットは、「眺望、陽当たり」「騒音」「防犯面」に関してです。眺望に関しては、目の前の建物にもよりますが、上層階の方が良いケースが多いです。また、陽当たりに関しては、方角はもちろん大事ですが階数も大切になります。

理由は、室内に入る光は直射日光だけでなく、空気の反射による光も多いからです。つまり、階数が高いほど目の前に建物はない場合が多いです。目の前に建物がないということは、空気の反射光が室内に入りやすいということになります。

また、防犯面に関しては侵入しにくいですし、騒音はグランドライン(地面)から遠い分、軽減されます。

上層階のデメリット

一方、上層階のデメリットは「災害時」や「賃料」です。特にタワーマンションの上層階に住むと、エレベーターが止まったときには、マンション外へ出るのは困難な場合があります。たとえば、高齢者や妊婦が、45階から階段で上り下りするのは難しいです。

また、上層階は、基本的に陽当たりや眺望が良いので、賃料も高くなりがちです。そして、「室内温度」というデメリットもあります。最上階はマンション内で唯一、天井からの温度が室内温度を左右します。たとえば、夏の暑い日差しが照り付けると、マンションの屋上の気温が上がります。

マンションの屋上は最上階の天井なので、室内温度が上がる可能性もあります。マンションによっては断熱材を施している場合もありますが、いずれにしろ、ほかの階よりは室内温度が変わりやすいです。

このように、マンションは階数別で特徴があります。しかし、方角や目の前の建物など、物件によってその特徴も異なってきますので、物件見学を重視するべきです。実際に何度か足を運び、自分の目と耳で確かめましょう。

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