木造(W造)と鉄筋(S造)で騒音はどのくらい違うのか?

共同住宅の隣人トラブルの多くは、騒音によるものです。大きな音で音楽を聴いていても何も苦情が来ないからと、隣に聞こえていないものと判断するのは間違っています。我慢に我慢を重ねていつか爆発してしまわないとも限らないのです。

木造は一般的には音を伝えやすい物件として、防音面を重視したい人に避けられる傾向があります。木造と鉄筋コンクリート造での騒音はどのくらい違うのか説明します。

木造とRC造の防音性能はどのくらいの差がある?

住宅建築用語で、木造はwoodの略でW造、鉄筋コンクリート造はReinforced Concreteの略でRC造と呼ばれます。一般的に、アパートは木造が多く、RC造はマンションが多いですが、両者の音の伝わり方はどのような違いがあるのでしょうか。

木造(W造)の特徴と防音性能は

木造住宅は日本の住宅の半分以上を占める代表的な構造です。土台や柱や壁など、建物を支える構造体がすべて木材を使用しています。木造住宅は他の鉄骨や鉄筋構造の建物と比べて建築費用が安いことが特徴です。

簡単に切ったり削ったりできるため、リフォームするときには部屋の間取りなどを大きく変更することができ、自由度が高いと言うメリットもあります。天然の木材を使用した住居は、無機質な人工物よりも木のぬくもりが感じられて癒やし効果が高いでしょう。

デメリットは、他の構造物に比べると火災に弱いことが挙げられます。また、シロアリなどの害虫被害や気象災害の影響を受けやすく、耐久面の心配もあります。防音性能の面では、残念ながら他の構造の建物よりも、木そのものの機密性が低く、音を通しやすい材質のため防音については期待できません。

鉄筋(RC造)の特徴と防音性能は

RC構造は鉄筋の無数の骨組みにコンクリートを流し込んで固めた鉄筋コンクリートで作られています。引っ張る力に強い鉄筋と押される力に優れたコンクリートを組み合わせることにより、高い耐久性があります。コンクリートは機密性も高く耐火性や耐震性に優れるため、自然災害の多い土地では木造よりRC造の方が安心できるでしょう。

RC造のメリットは、構造体が強固で頑丈なため空間を広くとったり、大きな窓を設置でき、おしゃれで開放的なデザインの部屋にできることです。火災時でも木造に比べれば延焼の危険性がなく火災保険が木造より安いです。

反面、機密性の高さから結露が生じ、カビが発生しやすくなります。建物自体の総重量も大変な重さになるため、強固な地盤の土地でなければ建てられません。

また、材料費が高く建築コストがかなりかかります。そのため賃貸物件でも、同じ間取りの木造住宅よりは家賃が高くなってしまいます。防音性能は、隣の住居と接する壁がコンクリートで固めた躯体なら安心して良いでしょう。

鉄筋(RC造)なら完璧に音はシャットアウトできる?

ガチガチに固めた厚みのあるコンクリートなら、飛び跳ねても足を踏み鳴らしても何の振動もなく、音は伝わりにくいものです。大型の施設やビルで厚みのあるコンクリートを使用した頑丈な造りになっていますが、一般の個人が住む共同住宅では防音面はどうなっているのでしょうか。

鉄筋(RC造)でも十分とは言えない物件もある

コンクリートが厚いか薄いかが遮音性に大きく関わってきます。薄くてもコンクリートとフローリング等の床材の間に断熱材や遮音効果のあるボードや板を敷いて、ゴム足を挟んで衝撃を吸収させる作りになっていれば、直接の音は階下には響きません。

隣室との境の壁も、手で叩いたときにぺちぺちとした音が出るようなしっかりとしたコンクリート造りなら、ほぼ安心できるでしょう。逆に、コンコンと反響するような軽い音が出る場合は、音を通しやすい建材が使われていることが疑われます。

隣室と接する壁の材質や厚さは?

RC造とは言っても中には床はコンクリートになっているものの、建築コストの削減のために、隣室との境目の壁が石膏ボードなど、コンクリートでできていない物件もあるため注意が必要です。

分譲マンションではまずありえないことですが、賃貸用に作られたRC造のマンションなどにはこのような造りの物件が見られます。RC造のマンションなのに世間相場よりも家賃が安いと思ったら実はそういうことだったのか、と住み初めてから気づく場合も多いようです。

内見の際は十分に時間をかけ、隣室からの音がどのくらい聞こえてくるか、耳を澄ましてみましょう。留守の場合や、差し支えなければ、上記のように壁を叩いてみてその音質や音の響き具合である程度の判断をすることもできます。

結局は構造だけではなく設計も重要

騒音対策は、機密性の高いコンクリート造の物件に住めばいいと言うわけではありません。構造の材質にこだわりたい気持ちもわかりますが、それだけではなく、各住戸の配置や隣室との境目がどういった造りになっているかが大きく影響します。

隣室と接していない物件

通路や階段を挟み一つ一つの住戸が隣室と接することがなく独立しているタイプの間取りの物件なら、住民同士の生活音が直接伝わってくることがないため、物音が気になりません。

隣室との境に水まわりや収納を配置した物件

隣室と壁で仕切られた側に収納スペースや水回りを配置することによって、リビングが直接隣合わせにならないように設計されている物件なら、防音対策がされているため住み心地も良いでしょう。

寝室に音が漏れてくるかはチェックしたい

木造の共同住宅を選ぶときには、寝室となるベッドを置く部屋の防音がどの程度のものかを確認しておいてください。内見の際にベランダに出て隣の部屋との境目の厚さがどの程度なのか壁の材質を確かめるため、差し支えなければ壁を叩いてみましょう。

リビングで聞こえる隣室の音はお互い様なので、さして気にならないこともありますが、自分が寝ようとしているときに聞こえてくる騒音には誰しも不快な気分になるでしょう。何年か住むことになる部屋で、質の良い睡眠を取れるかどうかは重要な問題と言えます。

隣室だけでなく、外からの騒音はどうか

騒音は何も隣の人が立てるものだけではありません。窓や玄関から伝わってくる外の物音も重要です。四六時中車の通行がひっきりなしの幹線道路沿いの木造住宅では、大型トラックなどの通行音とともに振動を感じることがあります。

また、幹線道路ではなくても近くに消防署や警察署、救急指定の病院などがあれば、真夜中にサイレンが鳴り響くこともあります。規模の大きい施設ならなおさらひっきりなしに出動があるかもしれません。

遅い時間まで外に出て大声で呼び込み宣伝をするような居酒屋や、車の出入りの多い大きめの駐車場のそばなども騒音で夜間はうるさく感じられるでしょう。窓や玄関ドアの密閉性や、外壁の防音対策などにも気をつけたいところです。木造、RC造に関わらず、そのような騒音源から離れた物件のほうが望ましいのは言うまでもありません。

すべての木造物件がうるさいとは限らない

木造の共同住宅だからといって、賃貸の部屋を探す場合、はなから木造物件の物件情報を見ようともしないで、マンションや一戸建てに絞って部屋探しをするのはおすすめできません。

鉄骨造の物件でも、騒音は木造の物件とあまり変わりがないと捉えられる場合が多いのです。場合によっては古い鉄骨造の物件よりも、新しい木造物件の方が昔からの短所とされている防音面を強化し工夫をすることで、防音対策がとられている物件もあります。

木造物件とはいえ、和室なら畳のためクッション性があり、階下に足音が響くのが軽減されます。また、隣室と接する壁に防音効果の高い材質のボードを使用したり、間に押し入れなどの収納スペースを挟み込むことによって、隣室の生活音がダイレクトに伝わることを軽減する造りの物件もあります。

このように、木造物件だからうるさい、と一概に決めつけられません。

防音対策を施した木造の物件もある

最近の木造住宅に使われる木材は、研究を重ねて遮音、吸収、防振の3つの材料を組み合わせ、飛び跳ねたり物を落としたりしたときの衝撃音を軽減する素材が使われています。

また、隣室との境の壁も音が直接に伝わることを避けるため、グラスウールなどの吸音材に厚みを持たせたり、石膏ボードを二重に貼ったりして、従来から言われている木造住宅の欠点を補うための最善の工夫がなされている物件もあります。

居住者に快適に住んでもらうために、防音対策を強化した木造物件もあります。そのため、昔の木造アパートの悪いイメージのまま、最初から木造の物件だけを除外して探すのは得策ではありません。

気になるなら分譲タイプがおすすめ

同じRC造とは言ってもその設計や壁材の質によっては、音の伝わり方はかなりバラつきがあることがわかりました。高い遮音性を求めたいなら、賃貸用に作られた物件よりも、分譲用マンションの賃貸物件を選ぶと良いでしょう。購入者が気に入って長く快適に暮らすためのあらゆる工夫がされているため、防音面でも安心できます。

一般的には、木造よりもRC造の方が防音性能は高いといえます。しかし、RC造でも十分な防音が期待できない物件は存在します。内見時には床や壁の材質や音の響き具合を必ず確かめてください。遮音性能をどこまで求めるかは家賃との兼ね合いもあろうかと思います。

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