部屋を借りるなら家賃交渉しないと損!値引きのコツまとめ

部屋を借りるなら家賃交渉しないと損!値引きのコツまとめ

部屋を借りる際の家賃交渉のポイントまとめています。値引きのコツがあって、しないと損するので注意しましょう。ちなみに、家賃交渉の成功率は約3~4割です。

成功する確率が高い時期は、繁忙期を過ぎた4月中旬~7月、11月後半~12月末くらいです。値引きできる金額の目安は、以下のとおりです。

  • 5万円以下の物件:2,000~3000円
  • 5万~10万円の物件:2,000~5,000円
  • 10万円以上の物件:3,000~10,000円

家賃は毎月発生するので、2,000円値引きできれば年間で24,000円お得になります。せっかくなので、恥ずかしがらずダメ元で、交渉してみましょう。

賃貸の家賃交渉はどの物件でも可能

冒頭で、賃貸物件でも家賃交渉ができるとお伝えしましたが、それでは実際に家賃交渉をして、どれくらいの確率で家賃の値下げが成功するのでしょうか。また、どれくらい値下げが可能なのでしょうか。

家賃値下げの成功率は約3~4割

家賃値下げの成功率は、3割~4割くらいです。交渉をするのは全ての賃貸物件で可能ですが、実際に値下げに成功する確率だとこれくらいです。家賃交渉には時期も大きく関係します。一年中いつでも家賃交渉をするのは自由ですが、成功する確率が高い時期は、繁忙期が過ぎた4月中旬~7月。そして11月後半~12月末くらいです。

やはり家主としては、空き部屋は年内のうちに埋めておきたいと思うのが心情なのでしょう。

交渉で家賃はどれくらい下がる?

家賃の値下げ交渉をする際、いったいどれくらいの値下げが可能なのでしょうか。これは、その賃貸物件の家賃にもよりますが、1万円以上の値下げはほぼ不可能です。もともとの家賃が高く設定されている事業用の店舗や、事務所などの賃貸物件は別です。しかし一般の賃貸物件であれば、おおよそ1万円以内の家賃値下げと考えておきましょう。

あくまでも目安ですが、おおよその値引き額は以下を参考にして下さい。

  • 5万円以下の物件=2,000円~3,000円
  • 5万円~10万円の物件=2,000円~5,000円
  • 10万円以上の物件=3,000円~10,000円

この金額を目安として、少し高めで交渉しましょう。家主側の意向などと調整しながら、最終的に上記くらいの値下げ額で成立すれば上出来です。

家賃の値下げが無理ならフリーレント物件を狙う

どうしても家賃の値下げ交渉が上手くいかないのであれば、無理に家賃値下げにこだわる必要はありません。そういう場合は、フリーレントの交渉をすることも視野に入れましょう。フリーレント物件を最初から探すのもお勧めです。

※フリーレントとは?
フリーレントとは、一定期間家賃を払わないで住むことができる物件のことをいいます。賃貸情報欄に「1ヶ月フリーレント」と書いてある物件がありますが、これは最初の1ヶ月は、家賃の支払いは不要という意味です。2ヶ月フリーレントであれば、家賃無料の期間が2ヶ月になるという意味です。

このように、最初からフリーレントで募集している物件も多数あります。しかし、どうしても住みたい部屋が決まっているのでしたら、その物件で家賃交渉をしてみて、上手くいかなければフリーレントで交渉してみるという手段もあります。

家主が家賃交渉に応じない最大の理由は、他の入居者との兼ね合いがあるからです。仮に、1部屋でも家賃を値下げしたことが他の入居者に知られてしまったら、他の入居者からも家賃値下げを要求される恐れがあります。そのため、1部屋だけ家賃を下げることを嫌う家主が多いのも事実です。

しかしフリーレントであれば、家賃は同じなので他の入居者に知られる可能性も低く、家主も応じてくれやすくなります。

敷金・礼金・仲介手数料で交渉しよう

どうしても家賃値下げやフリーレントの交渉が上手くいかなければ、無理にこだわる必要はありません。そういうときは家賃交渉を諦めて、ターゲットを敷金・礼金・仲介手数料に変更することをおすすめします。

敷金・礼金の値下げは可能なのか?

敷金や礼金を安くして欲しいと交渉してくるお客さんは、家賃交渉に比べるとまだ多いとお伝えしましたが、実際に敷金や礼金の値下げというのは可能なのでしょうか。

単刀直入に言うと可能です。しかし礼金は良いとしても、敷金を下げてもらうのはあまりおすすめしません。

敷金というのは、あくまでも何かあったときの保証金です。例えば、入居者が家財道具を残して夜逃げしてしまったとか、家賃を滞納して払ってくれないときなど、敷金から精算する目的があります。それに最近では、退去時の原状回復費用として使われることが多いので、敷金を少なく収めていると、退去時に高額な原状回復費用を請求される可能性があります。

しかし、礼金というのは敷金のように明確な役割がありません。わかりやすく言うと、礼金というのは家主へのお礼金です。

「部屋を貸してくれてありがとうございます」というニュアンスで家主へ支払うのが礼金です。これはナンセンスな部分が多いです。借主が部屋を貸してくれてありがとうと言うより、家主から部屋を借りてくれてありがとうと言われる時代だからです。

つまり礼金というのは、時代遅れの慣例であり、無くてもいいものが礼金制度です。ただ最近は、不動産会社の営業マンに対して謝礼金を払う家主も多いので、その謝礼金の出処がこの礼金であることも珍しくありません。

敷金も礼金も下げてもらう交渉は可能ですが、なるべく敷金よりも礼金を下げてもらうように交渉することをおすすめします。

仲介手数料の値下げは可能なのか?

次に不動産会社へ支払う仲介手数料ですが、これも交渉次第では値下げしてもらうことができます。

ただし、これは仲介してくれる不動産会社の直接的な利益部分です。仲介手数料の値下げは、不動産会社や営業マンから嫌われる可能性が高い項目なので、あまり容易に手をつけない方が無難です。

どうしても仲介手数料を満額(家賃1ヶ月分)払いたくないのであれば、最初から仲介手数料を値下げしている不動産会社に物件探しを依頼することをおすすめします。基本的にどこの不動産会社で契約しても、仲介手数料以外の初期費用はほとんど変わりません(家財保険などは若干変わります)

家賃の値下げ交渉をして家主に嫌われないの?

最後に、皆さんが一番気にしている部分を説明します。この記事の冒頭で、「家賃交渉はしないが、敷金や仲介手数料の値下げ交渉はする人がいる」という話をしました。なぜ皆さんが家賃交渉をしないのか、その理由には明確な答えがあります。そのことについてお話しします。

部屋を借りる人が、家賃交渉を積極的にしない理由は2つあります。

  • 家賃を値下げ交渉できると知らないから
  • 入居審査で審査不可になるのが怖いから

この2つが主に考えられる理由です。1つ目の「家賃交渉ができることを知らない」という人が大半なのですが、最初にも言ったように、家賃の値下げ交渉をするのは自由です。どの物件でも家賃の値下げ交渉はできます。

そして2つ目の入居審査の問題です。これが積極的に家賃交渉をできない大きな理由になるのではないでしょうか。

賃貸で部屋を借りるとき、必ず通過しなければならないのが「入居審査」です。簡単に言うと、クレジットカードを作るときや、車のローンを組むときに受けるような審査と同じ意味合いがあります。この入居審査で不可と判断されてしまったら、どんなに気に入っている物件でも借りることはできません。

しかもこの入居審査をするのは、基本的に家主や専門の審査会社だと思っている人が多いようです。

たしかにその通りです。入居審査をするのは不動産会社や家主です。そして最終的な決定権も家主にあります。(家賃保証会社の場合は別です)
家主に、「この人は家賃の値下げばかり言ってきて面倒だ」と思われると、入居審査で落とされる可能性はゼロではありません。

しかし、誰もが家賃は安い方がいいと思っているはずです。その意向を家主に伝えたところで、家主から「この人は家賃を下げろとうるさそうだから審査で落としていい」と言われることは滅多にありません。

万が一、そのようなことを言う家主がいるとしたら、「こんな家主の部屋に入居せずに済んでラッキーだった」と割り切って考え、次の物件を探しましょう。

結論として、家賃の値下げ交渉をするとき、あまり入居審査のことは神経質に考える必要はないのです。

家賃の値下げ交渉のコツ

家賃の値下げ交渉は、切り出すタイミングも重要です。ただ闇雲に値下げの交渉をしても、家主側もあまり応じたくありません。つまり、家主側に値下げをすることで得られるメリットを提案してあげるのが賢い交渉術になります。

例えば、内見しているときに営業マンに「物件は気に入ったが、家賃がどうしても予定額をオーバーしている。あと○○円家賃を値下げしてもらえるなら、今すぐここに決めても良いと思っていると家主に交渉してもらえませんか?」とお願いしてみて下さい。

このような言い方であれば、営業マンも家主に交渉しやすく、家主側も入居者を確保できるメリットが発生するので、交渉を受け入れやすくなるはずです。

入居が不確定なのに、簡単に家賃の値下げには応じられないという考えを持っている家主も多いので、こうやって具体的に交渉することで値下げの成功率は飛躍的にアップします。

住みたい物件が決まった時に、まずは入居する強い意志がある事がなにより大切です。そして、タイミングやエリアの家賃相場をしっかり把握した上で、こちらの立場に立ってしっかり話を聞いてくれる営業マンを味方につけ、交渉の際は誠意をもってやりとりすることが重要と言えます。

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